スラム街の暮らしを肌で感じたい!の内容と近畿大生3人の名前や経歴顔写真を調査!
ここ最近、ネット上では話題になっていた近畿大学生3人による「スラム街の暮らしを肌で感じたい!」でのクラウドファウンディング騒動。
まあ……悪い方の意味で話題になっていたかなと思います(笑)
すでに中止に追い込まれてしまった「スラム街の暮らしを肌で感じたい!」ですが、その内容や、近畿大学生3人の思いなど、調査して記録にまとめてみたいと思います。
目次
「スラム街の暮らしを肌で感じたい!」炎上して企画中止へ
「スラム街の暮らしを肌で感じたい!」は近畿大学在学中の男子生徒3人が、クラウドファウンディングの企画として立ち上げたものです。
これが結果的に批判的な意味で炎上することとなってしまい、企画は中止へ。
大学生3人は学校に呼び出されて怒られてしまったのでした。
しかも、それがwebなどで全国のニュースになってしまったという……(笑)
なぜそこまで残念な結果になってしまったのか、まず内容について見てみたいと思います。
「スラム街の暮らしを肌で感じたい!」とはなんなのか?
この企画、内容はそのものズバリなわけですが、当時のクラウドファウンディングサイト上ではこの様な説明になっていました。
以下がそのページの導入部分に置かれていた画像と説明です。
スラム街の暮らしを肌で感じたい!
フィリピンのマニラにあるスラム街に、ごく普通の大学生3人が潜入!『学生がスラム街の子供達に夢を与えたい!』というプロジェクトをドキュメンタリー映像に残し、そのチャレンジを皆さんに共有したい!!!
これをいきなりトップページの頭から見せられてしまうと、ツッコミを入れてしまう人が多数になるというのはよくわかります。
- 子供に夢を与える俺かっけー!
- 人の金で海外旅行最高!
- ついでに就活超有利!
行間からこんな声が漏れ出ているような気は確かにします。
そして、やっぱり気になるのが『学生がスラム街の子供達に夢を与えたい!』というテーマですよね。
まず、フィリピンのスラム街の子供達が夢がない前提で語っているところが、まあ上から目線と言いますか、思い込みから始まってしまっていてちょっと大人的な視点ではよろしくないなとは思います。
とまあ、ついツッコミから入ってしまいましたが、上の内容を含めた上でもなお、私はこの3人のこの企画はもっと肯定的に捉えてあげるべきだと考えています。
なぜなら、人間やってみなければその思い込みと現実の溝は簡単には埋まらないからです。
確かにちょっとズレている部分はあるなとは私の主観では感じますが、だとしてもそのズレを修正するためには、実際に現地に行くことがベターだったのではないかなと思います。
実際にクラウドファウンディングの目標額25万円に対して、7月頭の企画が中止になる直前の時点で15万円ほどまで達成していたようですが、ここにお金を払おうとした人も、私と同じ様な「何はともあれ行動して体験したほうがいいよね」という賛同者の気持ちだったのかなと。
ですので、今回の中止は私は残念なことだったなと感じました。
公開されていた近畿大学生3人の素顔とは?
プロジェクトの内容から3人の紹介をさせていただきます。
プロジェクトリーダー:福井勇二
趣味は海外旅行と写真を撮ることです!将来、いろんな視点から建築を見て自分なりの建築を見つけたいと思っています!
ツイッター
インスタグラム
https://www.instagram.com/fukui.yuji/
かわいそうに、今回の騒動でツイッターもインスタグラムも非公開にしてしまっていますね(笑)
旅行立案者:山田亮太
旅の言い出しっぺです!この旅の中で何かを得たい!
宗村知哉
スラム街がどんなところなのか実際に見たいです!そして、世界中の人々と友達になりたいです!
同じ近畿大学建築学部に通う2年生の三人組です。
見た目も言動も、至って普通に見えますね。
いや、普通より行動力はあるといえるかもしれません。
すでに集まった15万円はどうなるの?
ネットでの反応を見ていると、クラウドファウンディングの企画を取り下げたことで、お金の持ち逃げだということを言う人もいるようです。
実際に、ここまでで集まっていた15万円はどうなるのか?
これは、もちろん出資者に返金対応されるとのことですのでご安心を。
この件に関するネットでの様々な声
この企画のページはもとより、SNSや掲示板等で様々な意見が出ていました。
そのほとんどが批判的なものだったかと思います。
少なくとも9割くらいは批判的な意見でしたね。
批判的な意見
スラムの子供たちは夢がないからスラムに住んでるんじゃないんだよ。お金がないんだよ。親がいないんだよ。誰も助けてくれないんだよ。子供たちを助ける仕組みがまだ社会にないんだよ。
君たちは「クラウドファンディングで旅費を集めた実績と、スラムの子供たちと交流したかけがいのない経験」を就活の場でアピールして職を得るかもしれないけど、他人の金で旅行してる観光客と「会話をしたり遊びで交流」して子供たちが得るものって何?
スラム街で病気したり強盗にあったり大いに結構、勝手にしてくれ。
だけど子供たちの尊厳を、君たちの興味本位のおちゃらけで傷つけるようなことはしないで欲しい。
>みんなに世界の現状を伝え、フィリピンの子供たちに夢を与えるんだ!!!!
日本の子供たちにまず夢と安全で安心できる生活を。
足元見ないとダメでしょ。
船戸結愛ちゃんが父親に虐待され死亡した事件とか、どんな風に感じているのかな。
スラム街の子供たちはあなた方のような呑気で傲慢で甘ったれた学生の自己満足のために存在しているのではありません。せめて自費で行ってはどうですか。他の方もコメントしているように、日本にも貧困はありますよ。でもどこのどんな人も、消費コンテンツじゃありません。
今回の旅行は、誰かのためではなく僕らがやりたいからやります!というなら、全額自己資金でやりなさいよ。そうすりゃ批判もされないわけですしー
大体の意見が、自分の金で行け、現実知らないバカ、日本でも出来ることがある、というパターンでした。
批判の声に比べれば少ないですが、肯定的な意見もいろいろとありました。
肯定的な意見
批判が多いけれど
海外の貧しい地区に行ってくることは大変良い事と思います・・・
旅費は自分たちで何とかすれば誰にも非難されない
でも、支援が来ても良いと思います
慈善というより「自分の代わりに行って来てみて」という意味で
マニラの貧民街に十数年前に行ったことあります
気を付けてね
そこで「なにか」を学習してもっと大きな仕事を成し遂げてください。何ものにもなれなかったおっさんの願いです。
いいと思うよ。でも、安全だけには気をつけてね。ここでボロクソに言われるのも含め、それが社会経験です。君たちはリスクを取った。何もやらないよりはずっといい。がんばれ。応援してる。
否定的な意見が多いみたいですが、そんなことに耳を傾ける必要はないと思います。
もちろん、フィリピンに行って、スラム街を見ても、自身の無力を感じ、夢を与えるという言葉の軽さを痛感するかもしれません。それでも行くことで見えるもの、感じるものが必ずあります。世界を見て、日本を見るべきと気づくこともあります。
世界は変わらなくても、あなたたち3人が変われば、3人のまわりから世界を少しずつ変わります。だからこそ、やってみようという気持ちがあるなら一歩踏み出すことには価値がありますよ!
僕も東南アジアの熱帯雨林が焼かれていき、フィリピンやインドネシアなど不動産が無計画に建てられていくのに心が傷んでいます。近畿大学の岩前先生には間接的にお世話になっていて、省エネ建築を東南アジアに広めたいと思っているところです。
何かあれば個人的にも会社的にも応援するので、頑張ってください。あと、結構危険なので、気をつけて。僕も学生時代に無茶しましたが、人の武勇伝を聞いて調子にのると結構やばい感じになりますのでw
まとめ
この問題、ほとんどが否定的な意見一色でした。
しかし、私はあえて彼らの行動を肯定的に捉えたいと思います。
人は生まれたときから聖人として生まれるわけではありません。
ガンジーだって、マザーテレサだって、最初から偉人として生まれたわけではなく、やはり子供時代からの積み重ねの結果その様に呼ばれるようにまで至ったのだと思います。
彼らの目指すところはわかりませんが、もし今はまだ至らない部分が多いのだとしても、善意を持って行動することで気がつくこともあったでしょうし、何事も前向きに行動したことで無駄になることは無いと思います。
逆に、その積み重ねのための経験の機会を奪ってしまうのは良いことではないと思いますね……。
そもそも、支援したい人が勝手に支援して行きたい人が勝手に行くわけですから、税金が使われるわけでもないなら、もともと応援する気もない人が口を出すのはちょっとどうなのかなと感じました。
炎上を見ているとなんかちょっと怖いレベルです。
別にええでしょ
出したいやつが出すってだけなのになぜ炎上するのかガチでわからない
ネット上の意見では私はこの意見に一番共感ですね。
別に詐欺をしているわけではないのですから、ここ否定しちゃうとクラウドファウンディングが成立しませんから、本当に筋違いだと思います。
とはいえもう中止になってしまいましたし、起きてしまったことは仕方のないことなので、あとはこの大学生三人が、この経験を何らかのプラスにしてもらえることを願ってやみません。