蓮舫議員の二重国籍問題をなるべく分かりやすくまとめてみた
こんにちは!境子です!
今日9月5日は国民栄誉賞の
日だそうです。
1977年9月5日に、王貞治さんが
ホームラン世界記録を作り
日本初の国民栄誉賞を受賞しました。
王貞治さんは台湾国籍のため
日本の勲章を受賞できないので
代わりに作られたのが国民栄誉賞だとか。
奇しくも同じ台湾国籍の件で
騒動になっているのが民進党の
代表選まっただ中の蓮舫さんです。
この問題、少しわかりにくいので
最近の新聞やテレビでの蓮舫さんの
問題発言と言われている件を含めて
なるべくわかりやすく
簡単にまとめてみたいと思います。
目次
ここまでの二重国籍問題についてなるべく分かりやすくまとめてみた
まず、大前提となる国籍が二重と
いうのはどういうことなのかです。
国籍が二重とはどういうことなのか?
その人がどこの国籍なのか?
国ごとにそれを決定するスタンスが
変わるために、国籍が二重になったり
逆に無国籍になったりすることがあります。
大きくは親の国籍で決まる「血統主義」
生まれた場所で決まる「出生地主義」
の2つがあります。
日本は血統主義ですので、
親の国籍が子供の国籍になります。
日本人の子供は自動的に日本国籍です。
今回の問題になている蓮舫さんは
台湾人の父親と日本人の母親を持つ
ハーフです。
台湾も日本と同じく血統主義なので
生まれた時点で両方の国の国籍を
持つことになります。
この場合、日本の法律では22歳までに
どちらかの国籍を選び、選ばなかった
国籍を放棄する必要があります。
(1985年の国籍法改正以降)
蓮舫さんは国会議員ですから
当然日本人なわけなんですが
問題になっているのは、台湾国籍を
22歳までにちゃんと放棄したのか?
というところです。
普通に、いつどのように放棄したのか
言えばいいだけなんですが、それを
あやふやな返答をしたり、返答自体を
しなかったりしたために、今問題として
大きくなってきてっしまっています。
国会議員が二重国籍だと何がまずいのか?
まずそもそも国籍というのは
それとともに権利と義務が生じます。
二重国籍というのは、その権利と義務が
2つ存在してしまっているので
よろしくない状態であるというのが
基本的な考え方です。
わざと違法な状態である二重国籍にして
いる人も世の中には結構いるわけですが
それはこの権利を上手く利用しちゃおう
と言う考え方によるところが
大きいと言えます。
二重に権利があればそれは
すごくおいしいことですからね。
もちろん良くないことですが。
とは言え、二重国籍に関しては
相手の国のこともあるので
結構ゆるい部分もあるとは言えます。
逮捕されるとか、絶対に日本の国籍が
剥奪されてしまうとか、そういった
厳しい罰則があるわけではありません。
しかし、まず基本的に国会議員は法律を
作る側の人間なわけですから
当然絶対に法律は守らないといけません。
ですから、二重国籍という違法な状態で
もしあるならば、国会議員としては
もうかなりまずいわけです。
そしてもう一つ、日本の制度的には
二重国籍者は外交官になれないという
規定が存在しています。
つまり、外交を行うものとして
二重国籍は不適格であるということが
日本では規定されていると言えます。
つまり、日本の外交を担うような役職に
なる可能性のあるような人は二重国籍で
それは出来ないと考えるべきでしょう。
今回の民進党の代表になるということは
外交の重大な責任者たる総理大臣に
なる可能性のあるポジションですから
このことが問われても仕方がないでしょう。
新聞やテレビでの蓮舫さんの発言の何が問題なのか?
蓮舫さんのこの二重国籍問題は、最初
質問をしたアゴラもここまで大きな
問題になるとは思っていなかったようです。
民進党の代表選に出るということで
この問題を含めた色々な質問を
蓮舫さんにしたようなのです。
しかし、それは特別に何か問題に
しようというよりも、「確認」を
しようとしたという意味合いで
あったように思います。
それを何故か蓮舫さん側が
返答を返さなかったのです。
ちょっと不可解ですよね。
返答をしなかった理由が
まったく分かりません。
過去の蓮舫さんの国籍に対するスタンスはこのようなものだった
これも不可解なんですが、過去の国籍に
関する記述を消しているようです。
なぜ……?
しかし、悲しいかなネットから
簡単にその記録は消せません。
これは、蓮舫議員自身のホームページの
過去に使われていたプロフィール内の
一部を切り抜いたものです。
この時は1985年に台湾籍から帰化と
明確に書かれておりました。
なお、1985年は蓮舫さんは
18歳の時となります。
産経新聞の取材での蓮舫発言の問題点
まず、この問題が表面化した時に
真っ先に取材をしたのが産経新聞です。
その中で蓮舫議員は産経新聞の
取材に対してこのように答えています。
--出身の台湾と日本との「二重国籍」でないかとの報道がある。帰化していると思うが…
「帰化じゃなくて国籍取得です」
--過去の国籍を放棄し忘れているのではないかという指摘だ
「ごめんなさい、それ分かんない。それを読んでいないから」
--国籍法が改正されて、22歳までは日本国籍があるけども、そこで選択を迫られ、残った国籍は速やかに放棄しなければいけないという規定がある。それをしているかどうかという記事が出ている。首相を目指すのであれば、仮に台湾籍があるならば、ネックになると思うが
「質問の意味が分からないけど、私は日本人です」
--台湾籍はないということでいいのか
「すいません、質問の意味が分かりません」
引用:http://www.sankei.com/politics/news/160902/plt1609020012-n5.html
まず単純に、質問の答えになっていません。
問題の要点は、22歳までに台湾の
国籍を抜いたのかということです。
それが法律で必要なことだからです。
ですので、単純に抜きましたと
言えばいいだけなのです。
なぜそれが言えないのでしょうか?
不可解すぎます。
そして、元公式プロフィール上の
1985年に台湾籍から帰化という記述と
「帰化じゃなくて国籍取得です」
これがもうズレてます。
読売テレビでの蓮舫発言の問題点
産経新聞の取材が話題になった翌日
読売テレビに出演した蓮舫さんに
辛坊治郎さんがインタビューをしました。
この中でもこの二重国籍について
質問がありましたが、今度は
このように答えています。
辛坊「一言、違うという話ならそれだけの話なんで」
蓮舫「私は生まれたときなら日本人です」
辛坊「日本国籍?で」
蓮舫「はい」
辛坊「二重国籍……今台湾籍は?」
蓮舫「籍、抜いてます」
辛坊「籍、抜いてます、いつですか?」
蓮舫「あの、高校3年で18歳で日本人を選びました」
辛坊「わかりました えー、ですからこれに関してはデマだと言うことはお伝えしておきたいと思います」
これもすごい変です。
生まれたとき日本人なら
「籍、抜いてます」が
そのままだと矛盾しちゃいます。
そして、いつ抜いたのかと言う
質問の答えが「日本人を選びました」
では答えになっていません。
産経の取材にしても、読売テレビの
インタビューにしても、なぜこんなに
歯切れが悪いんでしょうか?
違和感しか感じません。
例えば、小池百合子都知事が
学歴詐称の疑惑が出た時には
卒業証書を出しました。
それでその問題はおしまいです。
国籍もそのようにすればいいだけです。
普通に、何歳で抜いたと証拠でも
出せばいいだけなんですけどね…。
蓮舫さんの返答における問題点をまとめ
まず、蓮舫さんがどのようにしていれば
問題がないのかを考えてみます。
日本の国籍法では、22歳までに
国籍を選択し、選択肢なかった方の
国籍を抜く必要があります。
次に台湾です。
台湾では、国籍を抜くためには
20歳以上にならないといけません。
ですから、二重国籍にならない為には
20歳から22歳の間に国籍を抜く
手続きをしている必要があるのです。
今回の問題で確認が必要なのは
この一点だけです。
次に、蓮舫さんの一連の情報を
まとめてみますとこのようになります。
1985年に台湾籍から帰化(18歳)
「帰化じゃなくて国籍取得です」
「私は生まれたときなら日本人です」
※1967年時点での国籍法では生まれた時に日本人というのは無理だった
「籍、抜いてます」
「あの、高校3年で18歳で日本人を選びました」
こうしてみると
台湾の国籍を抜いたのか?
という疑問に対して答えになっているのは、
「籍、抜いてます」という一言だけで
あとは全然答えになっていません。
むしろ、生まれた時なら日本人という
部分が余計な疑惑を増やしている
ように見えます。
蓮舫さんは議員に向いてないのではないか?
すみません、ここは私の
完全に感想になります。
実は、私は国会議員になった少し
後くらいから、蓮舫さんのことは
気にして見ていました。
特にtwitterの登場で、蓮舫さんの
素顔みたいなものが、日々の
つぶやきから感じ取ることが
できていたんです。
その時の印象というのは
一貫して「普通の若いお母さん」
というものでした。
普通のお母さんが国会議員を
やっていけないというわけでは
もちろんありません。
しかし、その当時フォローしていた
男女それぞれ他の国会議員たち
から感じ取れる、政治家としての
覚悟のような、なんといいますか
オーラ?みたいなものがなんとなく
あるわけなんですが、蓮舫さんからは
それが全く感じられなかったんです。
良く言えば親しみやすいとでも
言えるのかもしれませんが
単に普通の人って事なんですよ。
なので、当時からこの人は
政治家に向いてないなぁ…
となんとなく私は感じていた
のでした。
マジコン問題とかも起こして
ましたしね、あれも酷かったなぁ…。
襟を立てて、強気な言動をしてみたり
まくし立てるような早口のしゃべり方
そんなこんなも、私は強がっている
のではないかなと思っちゃいます。
蓮舫さんは、普段芸能人のお友達の
話などでは、すごく物腰の柔らかい
いい人らしいです。
実際、テレビの前で強がっている
蓮舫さんより、そっちが本当の蓮舫さん
なんじゃないかなと私も思ったりします。
抜群の人気を誇る女性議員であり
未来の日本の政治の大きな役割を
担うであろう蓮舫議員としての顔。
それもとても頼もしく、ものすごく
期待したいのではありますが…。
なんだか、どうなるのが一番本人の
ためにもいいんでしょうかねぇ…?
まあ、私が心配するようなことでも
無いのでしょうけども(笑)
いずれにしても、まずは二重国籍の
騒動をすっきりさせていただいて
目の前の党代表選を
ぜひ頑張ってほしいものです!
そしてここまできたら女性代表として
国政の舞台でどんどん活躍して
もらいたいと思います!