buhitter(ぶひったー)の削除方法を解説!ツイッターの無断転載は違法なのセーフなの?

   

buhitter(ぶひったー)というサイトがツイッター上の絵や写真などの画像を手当たり次第無断転載しているということが話題になっています。

 

転載された画像や写真をbuhitterから削除する方法を解説します。

 

そして、この機会にツイッターの規約についても見直してみたいと思います。

 

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buhitter(ぶひったー)へのツイートの無断転載が大炎上!buhitter(ぶひったー)とは?

 

大炎上中のbuhitter(ぶひったー)とは、ツイッター上でツイートされた画像や写真を、自動で収集してまとめているサイトです。

 

Twitterイラストまとめ。Buhitter !
https://buhitter.com/ 
現在のトップページはこんな感じになっています。

 

 

 

この様に、ツイッター上のツイートを集めて並べているサイトということになります。

 

現状では広告はありませんが、左上に広告の募集が記載されており、いずれは収益化を目指しているということは明白です。

 

 

集めている方法はディープラーニングを利用していると公式アカウントは説明しています。

 

ディープラーニング(深層学習)とは、つまり管理人などの手動ではなく、AIを利用して自動的に収集しているということになります。

 

 

基本的には、バズっているツイートを基準に集めているようですが、見た範囲ですとかなり広範囲なイラストや写真などの画像が集められてきているようです。

 

ディープラーニングを使用しているため、今後目的にあった画像の収集精度はどんどん上がっていくものと思われます。(サイトが継続することができればですが)

 

 

buhitter(ぶひったー)へ転載された画像や写真のツイートの削除方法は?

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現時点では、運営の公式アカウントに対して削除申請をする必要があります。

 

 

まず、自分の絵や写真などの画像がbuhitterに転載されているか確認する方法です。

 

Googleで「buhitter@自分のID」で検索すると、転載されている場合には見つけることができます。

 

 

掲載されていてそれを削除したい場合、次に運営の公式アカウントに連絡をします。

 

運営公式アカウントはこちらです。

@ekaki3_net

 

方法はこちらの運営公式アカウントに直接リプライで、自分のアカウントと削除依頼であるという内容を伝えると、順番に削除がされていきます。

 

 

実際に削除がされると、運営からリプライが帰ってくるようです。

 

 

 

 

 

この削除は現在運営が手動で行っているようですが、現時点では問い合わせが相当殺到しているようで、対応が遅れているように見受けられます。

 

 

運営のツイートによると、削除申請用のフォームを作っているようなので、それを待つのも手かもしれません。

 

 

 

手動対応ですと、相当数の順番待ちになっていると思われるので、かなり時間がかかる可能性があります。

 

だとすると、この運営のツイートの言うように、フォームが出来上がるのを待つほうがいいかも知れません。

 

 

それと、現在の手動削除ですと、アカウントが恒久的に除外されない心配があるようです。

 

つまり、手動削除された後に、また自動で収集されてしまう可能性があるということです。

 

 

これに対してフォームからの削除は、その点も改善される可能性があると思いますので、その意味でも今から申請する人はもう少し待ったほうがいいのかも知れません。

 

 

追記:削除依頼フォームが公開されました

 

buhitterの運営から削除フォームが正式に公開されました。

 

削除依頼フォーム

https://buhitter.com/application

 

 

 

まだ収集されていない人でも、ここに登録することで今後収集がされなくなるということで、事前に登録しておくと便利かもしれません。

 

 

ツイートの無断転載は法律的に違法?セーフ?

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現在のツイッターの規約を読んだ範囲では、これはツイッターのルールの範囲で行われている可能性があります。

 

当ブログでもツイッターのツイートをそのまま埋め込みという形で利用させていただいていますが、その際はこの規約を基準に利用をさせていただいています。

 

 

ツイッターの利用規約には、この件に該当する「ユーザーの権利およびコンテンツに対する権利の許諾」という項目があるのですが、ここがかなりどうとでも取れるような内容になっています。

 

その中のこの部分が投稿者のツイートの利用を許諾したとされる部分です

 

ユーザーは、このライセンスには、Twitterが、コンテンツ利用に関する当社の条件に従うことを前提に、本サービスを提供、宣伝および向上させるための権利ならびに本サービスに対しまたは本サービスを介して送信されたコンテンツを他の媒体やサービスで配給、放送、配信、プロモーションまたは公表することを目的として、その他の企業、組織または個人に提供する権利が含まれていることに同意するものとします。

引用:https://twitter.com/ja/tos

 

これはつまり、ツイートの埋め込みなどを利用した範囲では、他にツイートを提供することを許可する、という意味になっています。

 

buhitterもAPIを利用して埋め込んでいますので、この範囲であると考えることが出来るでしょう。

 

 

他にも有名なツイッターまとめサイトでは、Togetterがあります。

 

あちらと同じ理屈になりますね。

 

 

無断転載は、著作権法にその根拠がありますが、著作権法では引用であれば認められていることになります。

 

主体性の意味で、このbuhitterが引用かどうかには疑いがありますが、ツイッターの埋込機能と規約の点を合わせて考えると、無断転載で法的にどうこうすることもかなり難しいと思われます。

 

 

先日、漫画家の方のイラストが、ツイッターから無断転載され、それを訴えて勝訴した件があります。

 

しかし、あの件でも画像は埋め込みではなく、ツイートから抜き出して転載していたことが勝訴の一つの要素でした。

 

buhittarはこの点もクリアしてしまっているわけです。

 

 

ですので、結論としては無断転載や引用という問題でbuhitterを攻めることは難しいように思います。

 

 

基本的に絵をツイッターに文章や画像を上げた場合、この様なツイートの埋め込みやAPIを利用した方法でのツイートの利用は、投稿者側が許諾したと認識した方がいいかも知れません。

 

勝手に自分の絵を金儲けに利用されることを不愉快に感じる気持ちや、二次創作作品がファンアート以上の収益目的に利用されることの危険性を懸念する気持ちもわかりますが、ツイッターというガバガバなシステムを使う時点で、それらの危険性はツイートをした時点で充分あると考えるて利用するほうが本質的です。

 

つまり、ツイートして投稿する側もそれらの配慮をして使用するべきなのだと思います。

 

単純に無断転載だとこの騒動で感じてしまった場合、そこをもう少し考える必要があるということを認識したほうがいいでしょう。

 

 

二次創作で他人が収益を得てほしくないという部分などは、ツイッターそのものが広告ビジネスである点を考えると、そこにツイートした時点ですでに自己矛盾した発想とも言えます。

 

 

今回はbuhitter運営は削除申請にしっかり対応してくれている分、まだマシと言えるのかも知れません……。

 

 

この件が無断転載だという発想で本質的に解決しようとする場合、一部の人も行っているようですが、ツイッターそのものに規約の改善を求めるほうが正しい方法かも知れません。(正直ツイッター自身の収益化システム的にかなり難しそうですけどもね……)

 

 

とはいえ、社会システムで提供されるサービスは、すべてが多くの人にプラスの価値を提供することで成立しています。

 

収益化を目指すなら尚更そこが重要になります。

 

 

このbuhitterというサービスは、利用している絵を描いている人たちに相当な不評を買ってしまいました。

 

これでは、本来の価値を提供するサービスという概念からはほど遠いものとなってしまっているといえると思います。

 

サービススタート時点では、これ以上ないとんでもない大ゴケのスタートであると言うことは間違いありません。

 

 

これだけ最初からつまづいてしまったbuhitterが今後どうなるのか?

 

気になるところです。

 

 

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